Windows Server 2008 の DNS サーバで管理しているドメイン以外の
名前解決問い合わせを全て他のサーバへフォワード(転送)する方法は次の通り。
・ SID (Security ID)
・ SusClientId
VMware などで仮想マシンの複製(クローン)を作成する場合に便利。
ActiveDirectory ドメインに参加する場合には、
上記の値が複製(クローン)元と複製(クローン)先でダブらないように
複製(クローン)を作成した後に必ず sysprep を実行する必要がある。
VMware 3.5 の場合、Windows Server 2003 であれば、
クローン作成時に sysprep も実行してカスタマイズすることができるが、
Windows Server 2008 には対応していない。
sysprep で SID などを変更する方法は次の通り。
まずは、DNS サーバの管理ツールを起動する。
[スタート] --> [管理ツール] --> [DNS] 左のインベントリでサーバ名をクリック。 右欄で [ルートヒント] を右クリックして [プロパティ] を選択。 ネームサーバーを全て削除する。 [OK] をクリック。 右欄で [フォワーダ] を右クリックして [プロパティ] を選択。 [編集] をクリック。 <ここをクリックして IP アドレスまたは DNS 名を追加してください> をクリックして、フォワード(転送)先として使用するサーバの IP アドレスまたは DNS 名を入力して [Enter] キー。 [OK] をクリック。
設定はこれで完了。
だが、このままでは再起動後に再びルートヒントが復活してしまうので、
再起動後も復活できないように次のファイルを削除するか
リネームしておく。
C:\Windows\system32\dns\cache.dns
最後にサービスを再起動して動作を確認する。
サーバマネージャにて [構成] --> [サービス] --> [DNS Server] 右クリック --> 再起動