Windows Server 2008 の sysprep





Windows Server 2008 付属の sysprep を使うと
以下の情報を書き換えることができる。

・ SID (Security ID)
・ SusClientId

VMware などで仮想マシンの複製(クローン)を作成する場合に便利。

ActiveDirectory ドメインに参加する場合には、
上記の値が複製(クローン)元と複製(クローン)先でダブらないように
複製(クローン)を作成した後に必ず sysprep を実行する必要がある。

VMware 3.5 の場合、Windows Server 2003 であれば、
クローン作成時に sysprep も実行してカスタマイズすることができるが、
Windows Server 2008 には対応していない。

sysprep で SID などを変更する方法は次の通り。

まずは、C:\Windows\System32\sysprep\sysprep.exe を実行する。

システム準備ツール 3.14

システム準備ツール (sysprep) は、コンピュータのハードウェア非依存および
クリーンアップを準備します。

システムクリーンアップアクション

 システムの OOBE (Out-of-Box Experience) に入る
    一般化する

シャットダウンオプション
 シャットダウン

[OK] をクリック

シャットダウンオプションで [シャットダウン] を選択した場合、
なぜか自動で再起動する。

[終了] を選択した場合は手動で再起動する必要がある。

再起動時に以下のセットアッププログラムが実行される。

Windows セットアップ

国または地域:日本
時刻と通貨の形式:日本語(日本)
キーボードレイアウト:Microsft IME

[次へ] をクリック

マイクロソフトライセンス条項

 ライセンス条項に同意します

[次へ] をクリック

コンピュータ名を入力してください

[ コンピュータ名を任意に入力 ]

[開始] をクリック

ユーザは最初にログオンする前にパスワードを入力しなければなりません

[ Administrator の新しいパスワードを入力 ]

[OK] をクリック

これで必要な情報が書き換えられて OS が起動する。

sysprep を実行する前に適用していたパッチは、
実行後も消えずに残る。

C:\ユーザ (Document and Setting) などのユーザ情報は
削除される。