VMware の仮想マシンでは稼動中に時刻がずれる。
時刻がずれてしまってはシステムログの意味が無くなってしまうなど、
仮想マシンを運用する上で致命的である。
この現象は Linux や Solaris などで顕著に現れる。
この現象については VMware からベストプラクティスとして
改善方法が出されている。
VMware knowledgeBase Article - Timekeeping best practices for Linux
RHEL 5.3 や CentOS 5.3 などでこのベストプラクティスを実施する方法は次の通り。
/etc/grub.confにて黄色部分を追記する。
kernel /vmlinuz-2.6.18-92.el5 ro root=LABEL=/ rhgb quiet clocksource=acpi_pm divider=10
これはカーネルオプションなので、起動するカーネルに対して設定する必要がある。
カーネルのアップデートなどを行った後は起動するカーネルが変更になるので、
忘れずに上記変更を行う。
/etc/grub.conf の編集後、OS を再起動して終了。
これで起動後はシステムクロックがずれなくなる。