VMware ESX サーバにパッチを適用する方法は次の通り。
まずは、VMware のサイトから適用するパッチ情報が記載された
XML ファイルをダウンロードする。
これは VMware のサイトのパッチダウンロードページ上部で
contents.zip として配布されている。
ESX 3.5 の場合は ESX-3.5.0-contents.zip をダウンロードする。
次に、適用したいパッチをダウンロードする。
今回は、2009/4/29 にリリースされた ESX350-200904401-BG を適用してみる。
VMware パッチダウンロードページでダウンロードしたいパッチの
チェックボックスをチェックする。
チェックすると、次のようなポップアップが表示される。
Do you also want to select its dependencies (if any)?
[OK] をクリックすることで、Requiers に記載されている依存性のあるパッチにも
チェックを入れる。
そして、サイト上部の [Download Now] をクリックする。
初めてパッチをダウンロードする場合、
Java 2 Runtime Environment のインストールが必要になるので
インストールして続ける。
今回は合計 6 ファイルがダウンロード対象になった。
最後に以下のポップアップが出力された。
6 of 6 files successfully downloaded.
[OK] をクリックしてダウンロードが完了。
以下のファイルがダウンロードされました。
ESX350-200904401-BG.zip ESX350-200903201-UG.zip ESX350-200904402-SG.zip ESX350-200810201-UG.zip ESX350-200903202-UG.zip ESX350-200810202-UG.zip
ここからは、ESX サーバのサービスコンソールで実行。
ダウンロードしたパッチを SCP や FTP などで、
ESX サーバにコピーする。
これらのファイルを全て解凍する。
解凍してできたディレクトリをそのまま ESX サーバの任意のディレクトリに置く。
パッチディレクトリを置いたディレクトリに
最初にダウンロードした ESX-3.5.0-contents.zip を
解凍してできる以下のファイルを置く。
contents.xml contents.xml.sig
つまり、パッチ適用コマンドを実行する作業ディレクトリを
次のような構成にする。
contents.xml contents.xml.sig ESX350-200904401-BG ESX350-200903201-UG ESX350-200904402-SG ESX350-200810201-UG ESX350-200903202-UG ESX350-200810202-UG
これで準備ができたので、準備した作業ディレクトリにて
root で以下のコマンドを実行してパッチを適用する。
# esxupdate update
これでパッチが適用され ESX サーバが再起動して作業完了。