VMware Serverの動作詳細(Windows2003がホストOSの場合)




VMware ServerをWindows2003にインストールすると、
[インターネットインフォメーションサービス] -> [Webサイト]に
「VMware Management Interface 1.0.2」というサイトが作成される。

プロパティを見てみると、次のような設定であることが分かる。
  ポート
    HTTP :8222/TCP
    HTTPS:8333/TCP

  認証
    統合Windows認証

ブラウザで「http://[VMware ServerのIPアドレス]:8222/」にアクセスしてみる。

Username:ホストOSのローカルログインのユーザ名
Password:ホストOSのローカルログインのパスワード

仮想マシンを起動したり、停止したりすることなどができる。

これはあくまで管理インターフェースにすぎないので、
仮想マシンを起動させるとホストOSのマシン上で起動するだけ。
ブラウザの画面で起動してくるわけではない。

次に、VMware Server ConsoleからVMware Serverにアクセスしてみる。

VMware Server Consoleのアイコンをダブルクリックし起動する。
Hostname:ホストOSのIPアドレス
Username:ホストOSのローカルログインのユーザ名
Password:ホストOSのローカルログインのパスワード

これはVMware Serverの画面をエミュレートしているので、
クライアントマシン上でVMware Serverを動作させることができる。
VMware Serverの処理については、ホストOSのマシンCPUのみを使用する。

いろいろ試したことを以下にまとめる。

ホストOS上でVMware Server Consoleを起動させておいて、
クライアント上でVMware Server Consoleを使って、
仮想マシンを起動させたところ、
ホストOS上の画面とクライアント上の画面に全く同じ画面が表示された。
エラーのポップアップもクライアント側にも表示される。

ホストOS上でVMware Server Consoleを停止させておいて、
クライアント上でVMware Server Consoleを使って、
仮想マシンを起動させたところ、
ホストOS上ではVMware Server Consoleは起動せず、
クライアント上で通常通り仮想マシンの操作が可能。
ここでホストOS上でVMware Server Consoleを起動すると、
クライアント上の画面と同じ画面が表示された。

また、ホストOS側のVMware Server Consoleを閉じても
クライアント側のVMware Server Consoleは落ちない。

つまり、クライアント側とホストOS側で別々の仮想マシンを並行して操作することは可能だが、
1つの仮想マシンを重複して操作することはできない。


ネットワークについて、
ホストOSの物理インターフェースがダウンすると、VMnet0もダウンする。
この時でも、ブリッジ接続の仮想マシン同士は通信が可能。
VMnet1およびVMnet8はアップしたまま。