Solarisでスタティックルートを設定する方法は以下の通り

設定に使うのは次のコマンド

# route add net [destination] -netmask [netmask] [gateway]

2.2.2.0/24宛の通信を1.1.1.100へ向けたい場合

# route add net 2.2.2.0 -netmask 255.255.255.255.0 1.1.1.100

しかし、これではシステムを再起動すると設定は消えてしまう。

システム再起動後も設定を有効にしたい場合は、
システムの起動時に上記コマンドを実行するように
起動スクリプトを変更しておく。

変更するファイルは「/etc/init.d/inetsvc」

「/etc/set.route」というシェルスクリプトを作成しておいて、
起動時に実行されるように「/etc/init.d/inetsvc」に変更を加える。

# cat /etc/set.route #!/bin/sh route add net 2.2.2.0 -netmask 255.255.255.255.0 1.1.1.100

「/etc/set.route」の権限を設定する

# chmod 744 /etc/set.route

「/etc/init.d/inetsvc」を変更する
（黄色部分を追記）

# echo "network interface configuration:" # /usr/sbin/ifconfig -a （この辺りに追記） if [ -f /etc/set.route ]; then /etc/set.route fi

これで、システム起動時に「/etc/set.route」が実行されるようになったので、
スタティックルートを変更したい場合は、
「/etc/set.route」を変更すれば良い。