Solaris 10 で ISO イメージをマウントする




Solaris 10 で ISO イメージをマウントする方法は次の通り。

今回は例として、Solaris 10 ( 8/07 ) の ISO イメージからファイルを抽出する。

まずは Solaris 10 ( 8/07 ) の ISO イメージ ( CD ) をダウンロードしてくる。

ダウンロードするには SunSolve のアカウントが必要なので、
事前に登録しておく。

http://jp.sun.com/download/

ダウンロードしてきた ISO イメージファイル ( *.iso) を
Solaris の任意のディレクトリに置いて作業開始。

ここでは、/var/tmp に ISO イメージファイルを置いた。

まずは、ISO イメージファイルにブロックデバイスを通してアクセスできるように、
ブロックデバイスと結びつける。

# lofiadm -a /var/tmp/sol-10-u4-ga-x86-v1.iso
/dev/lofi/1

ISO イメージファイルの指定は絶対パスで指定する。

ブロックデバイスを確認してみる。

# lofiadm
Block Device             File
/dev/lofi/1              /var/tmp/sol-10-u4-ga-x86-v1.iso

続いて、ブロックデバイスをマウントする。

マウント先として任意のディレクトリが指定可能。 ( マウントポイント )

今回は、/mnt/iso ディレクトリを作成して指定する。

# mount -F hsfs -r /dev/lofi/1 /mnt/iso
#

これで ISO イメージファイルがブロックデバイスを介して、
/mnt/iso にマウントされました。

確認してみると、確かに Solaris 10 ( 8/07 ) の disc 1 の中身に
アクセスすることができる。

# cd /mnt/iso
# ls
Copyright  JDS-THIRDPARTYLICENSEREADME  License  Solaris_10  boot
#
# cd Solaris_10
# ls
Docs  Misc  Patches  Product  Tools
#


アンマウントする場合は次の通り。

# umount /mnt/iso
#
# lofiadm -d /dev/lofi/1
#