ver 8.13.7
メールサーバから送信する時に特定のメールを特定の送信元アドレスにマスカレードすることがある。
差出人(送信元)のみを変更する方法はこちらで紹介したが、
エンベロープの送信元(envelope from)を変更する方法は次の通り。
sendmail.mcに以下の行を追記
FEATURE(`masquerade_envelope')
MASQUERADE_AS(`aaa.bbb.ccc')dnl
MASQUERADE_DOMAIN(`ddd.eee.fff')dnl
MASQUERADE_DOMAIN(`ggg.hhh.iii.jjj')dnl
このsendmail.mcでsendmail.cfを作り直す
最後にsendmailプロセスを再起動
/etc/init.d/sendmail stop
/etc/init.d/sendmail start
これにより、差出人(送信元)については、
「ddd.eee.fff」および「ggg.hhh.iii.jjj」が送信元アドレスの@以降に付いていた場合
「aaa.bbb.ccc」にマスカレードして転送(配送)する。
「Return-Path」も同様にマスカレードされる。
また、宛先,「Received」,「Message-ID」はマスカレードされない。
もしくは、マスカレード元のアドレスが多い場合、次のように設定することもできる
sendmail.mcに以下の行を追加
MASQUERADE_AS(`aaa.bbb.ccc')dnl
MASQUERADE_DOMAIN_FILE(`/etc/mail/masquerade-domain')dnl
このsendmail.mcでsendmail.cfを作り直す
次に、/etc/mail/masquerade-domainファイルを作成する
ddd.eee.fff
ggg.hhh.iii.jjj
最後にsendmailプロセスを再起動
/etc/init.d/sendmail stop
/etc/init.d/sendmail start
どちらでも動作は同じ