TeraTerm でのファイル名入力がウィルスバスター2008 でブロックされる





ウィルスバスター2008 をインストールしているパソコンで、
TeraTerm を使って作業ログを保存しようとすると、
保存ファイル名入力のところでブロックされることがある。

これは類似したファイル名が存在しない場合は関係ないが、
ファイル名が類似しており入力欄の下にファイル名の候補が表示される場合に発生する。

この候補を表示する機能が
ウィルスバスター2008 で不正な変更として検出されているようだ。

1文字入力する毎に [ 不正な変更を拒否しました ] がポップアップされるため、
このままでは作業に支障が出る。

ウィルスバスター2008 になって、動作は早くなったが、
かなりセキュリティが強化されているようだ。

そこで、TereTerm に関してこの検出の対象外とする方法は次の通り。

メイン画面 [ アップデート / その他 ] --> [ ログ(履歴)]

プルダウンから [ 不正変更の監視 ] を選択。

[ ログの表示 ] をクリック。

上部 [ ファイル出力 ] をクリック。

任意の csv ファイルとして保存。

保存した csv ファイルを見てみる。

"16:07"	"" "" "NtUserSetWindowsHookEx" "C:\Program Files\teraterm\ttermpro.exe" "確認" "" "API Event" "DLL (プログラムライブラリ) インジェクション"
"16:07"	"" "" "NtUserSetWindowsHookEx" "C:\Program Files\teraterm\ttermpro.exe" "拒否" "" "API Event" "DLL (プログラムライブラリ) インジェクション"

メイン画面 [ ウイルス / スパイウェア対策 ] --> [ 不正変更の監視 ]

[ 例外設定 ] をクリック。

[ 追加 ] をクリック。

[ C:\Program Files\teraterm\ttermpro.exe ] を選択して [ 開く ]

デフォルトで [ 処理 ] が [ 拒否 ] になっているので、プルダウンから [ 許可 ] を選択。

[ OK ] をクリック。

これで TeraTerm に関しては不正な変更を検知しなくなった。