RedHat Linux で cron に登録されている内容を確認する方法は次の通り。
まず、基本的なコマンド。
# crontab -l 0 0 * * * /root/program/test.sh
これは root ユーザで実行した結果です。
毎日 0 時 0 分に /root/program/test.sh を実行するスケジュールが
登録されていることが確認できます。
「-l」オプションだけでは crontab コマンドを実行したユーザの登録した
スケジュールしか確認できません。
他のユーザの cron スケジュールを確認したい場合は、
「-u」オプションでユーザを指定します。
# crontab -l -u admin 0 1 * * * /home/admin/program/example.sh
admin ユーザが登録しているスケジュールが確認できました。
さらに、これではユーザを指定しなければコマンドを実行できないので、
システム全体としてスケジュールを把握しなければならない場合
(システム再起動のタイミングを計る場合など)は、
かなり手間がかかって不便です。
そこで、そんなときには crontab で表示される元となる
設定ファイルを直接確認します。
# ls /var/spool/cron/ admin manage root
これで admin ユーザと manage ユーザと root ユーザのスケジュールが
登録されていることが分かります。
# cat /var/spool/cron/* 0 1 * * * /home/admin/program/example.sh 0 2 * * * /home/manage/program/manage.sh 0 0 * * * /root/program/test.sh
これでシステム上で動作しているスケジュールを一回で確認することができました。