CentOS5 に ImageMagick をインストールする方法は次の通り。
CentOS5 用の RPM パッケージが見つからなかったので、
ソースファイルをコンパイルしてインストールします。
まずは、ImageMagickのソースファイルをダウンロードする。
ftp://ftp.imagemagick.org/pub/ImageMagick/ImageMagick.tar.gz
ダウンロードしたら解凍・展開して、
コンパイルして、インストールする。
# tar xvfz ImageMagick.tar.gz # cd ImageMagick-6.4.2 # ./configure # make # make install
これでインストール完了。
早速、実行してみる。
# convert -version convert: error while loading shared libraries: libMagickCore.so.1: cannot open shared object file: No such file or directory #
エラーになり正常終了しない。
どうやら libMagickCore.so.1 という共有ライブラリが見つからないらしい。
find コマンドで確認してみる。
# find / -name libMagickCore.so.1 /usr/local/lib/libMagickCore.so.1 /var/tmp/ImageMagick-6.4.2/magick/.libs/libMagickCore.so.1 #
/usr/local/lib にあることが分かる。
なぜ、見つからないと言われるのだろう?
共有ライブラリの検索場所を指定するファイル /etc/ld.so.conf を
確認してみると /usr/local/lib が指定してある。
なぜ、見つからないのかが不明。
仕方がないので、環境変数 LD_LIBRARY_PATH に指定してみる。
# LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib # export LD_LIBRARY_PATH
再度、convert コマンドを実行してみる。
# convert -version Version: ImageMagick 6.4.2 07/26/08 Q16 OpenMP http://www.imagemagick.org Copyright: Copyright (C) 1999-2008 ImageMagick Studio LLC #
正常に動作するようになった。
これで ImageMagick のインストールが完了。
テストで画像を縮小してみたところうまくできました。
# convert test.gif -resize 320x240 test2.gif
test.gif (1137 x 898 ピクセル) を縮小して、
test2.gif (304 x 240 ピクセル)が作成されました。
環境変数をログインした時にあらかじめ設定しておく方法は以下を参照。
Linuxでユーザ環境設定ファイル(bashの場合)