SSG で現在の設定を別の SSG の設定で置き換える際の注意点




SSG で現在の設定を別の SSG の設定で置き換える際は、
前提として ScreenOS のバージョンによる設定の差異や
NIC などの物理的な構成の差異などを把握することが
必要となる。

これらが全く同じコールドスタンバイ機で設定ファイルを作成して、
コールドスタンバイ機で動作確認した後に本番機に投入する場合や、
リモートアクセスできない遠方の SSG に設定する際に、
設定ファイルのみ先に作っておいて
後で遠方の SSG に設定を投入する場合など
別の SSG で設定ファイルを作成することは多々ある。

その時注意が必要なのは、パスワードの部分。

Cisco の機器と違い、
パスワードの暗号化がその機器固有となっているため、
別の SSG で作成した設定ファイルを投入すると、
ログインできなくなってしまう。

そのため、投入する設定ファイルの以下の部分を
次のように変更しておく。

set admin password "ndxIo4rdpxNHc3NNwSiNOcOt+7B1Mn"

パスワードが「password」の場合

set admin password "password"

こうしておけば投入後の SSG はパスワードが「password」に設定され、
設定ファイル上ではちゃんと暗号化される。