NetScreenでNAT(スタティック)に対するポリシーを設定する
内部ホスト「10.10.10.1」をグローバルアドレス「200.200.200.1」として外部へ公開します。
MIPという設定を使ってこのNATを実現します。
今回、「200.200.200.1」がMIPということになります。
MIPの設定方法はこちら
ここでは、外部(Untrust側)からNATを介して内部ホスト「10.10.10.1」に
アクセスできるようにポリシーを設定します。
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ポリシーの設定
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NATの対象となるポリシーを設定する。
例えば、10.10.10.1はwebサーバでHTTP・HTTPSを公開しているとする。
この場合、設定するポリシーは、
Source Destination Service Action
ANY 10.10.10.1 HTTP Permit
ANY 10.10.10.1 HTTPS Permit
となる。
ただ、これをそのまま「From Untrust to trust」のポリシーとして、
設定するわけではない。
NAT(MIP)を使用する場合には、
「From Untrust to Global」のポリシーとして設定する。
その際、DestinationにMIPを指定する。
したがって、次のようなポリシーになる。
「From Untrust to Global」
Source Destination Service Action
ANY MIP(200.200.200.1) HTTP Permit
ANY MIP(200.200.200.1) HTTPS Permit
※当たり前だが、念のため
「From Untrust to trust」に許可するポリシーを入れなければ、
外部ホストが直接内部ホスト10.10.10.1にアクセスすることはできない。
上記設定により、NATのアドレスを通してのみ10.10.10.1へアクセスが可能となっている。