PIXでフェールオーバ




バージョン 6.3


○シリアルケーブルでフェールオーバを実現する場合
フェールオーバ:可
ステートフルフェールオーバ:別途ステートフル情報受け渡し用のLAN接続が必要

○LANケーブルでフェールオーバを実現する場合
フェールオーバ:可
ステートフルフェールオーバ:可(別途の専用LAN接続が必須ではないが推奨)

< 設定 >
シリアルケーブルと専用LAN接続を用いて構成した場合
ip address outside 2.2.2.1 255.255.255.0
ip address inside 1.1.1.1 255.255.255.0
ip address intf2 3.3.3.1 255.255.255.252

failover timeout 0:00:00
failover poll 3
failover ip address outside 2.2.2.2・・・スタンバイ側のIPアドレス
failover ip address inside 1.1.1.2・・・スタンバイ側のIPアドレス
failover ip address intf2 3.3.3.2・・・スタンバイ側のIPアドレス
failover link intf2・・・ステートフル情報をやり取りするためのI/F
failover

< 説明 >
フェールオーバを構成する場合、設定はアクティブ側でのみ行います
ですので、「failover ip address」のエントリでスタンバイ側のIPアドレスを定義します
この設定により、1つのコンフィグで
アクティブ側とスタンバイ側の両方の設定を施すことなります

実際、設定を投入する際は、まず以下のコマンドでいったんフェールオーバを停止する
no failover