BIND ではルート( root )ヒントファイルというものがある。
その名の通り、ルートネームサーバに関するヒントである。
以下サイトからダウンロードできる named.root がルートヒントファイルです。
ftp.rs.internic.net
使い方は次の通り。
named.conf にて、
zone "." { type hint; file "named.root"; };
ファイル名は任意に指定可能。
db.cache や root.ca などがよく使われる。
その時は実際のファイル名を合わせるのをお忘れなく。
○動作
ルートヒントファイルの内容がヒントデータとしてメモリの特別な領域に格納される。
ヒントデータは他のキャッシュデータとは異なりTTLがゼロになっても破棄されない。
ルートヒントファイル内のTTL 3600000は全く意味がない。
ネームサーバはヒントデータを使って、
ルートネームサーバに最新のルートネームサーバ名のリストを問い合わせる。
返されたリストをキャッシュに格納する。
キャッシュに格納されているルートネームサーバ名のリストのTTLがゼロになると、
再度ヒントデータを使ってルートネームサーバ名を問い合わせる。
つまり、ルートヒントファイルを使ったからといって、
ルートサーバへの問い合わせが省略されるわけではない。
ルートネームサーバが変更になりました