BIND9 で root ヒントファイルを使用する( named.root )





BIND ではルート( root )ヒントファイルというものがある。

その名の通り、ルートネームサーバに関するヒントである。

以下サイトからダウンロードできる named.root がルートヒントファイルです。
ftp.rs.internic.net

使い方は次の通り。

named.conf にて、
zone "." {
	type hint;
	file "named.root";
};

ファイル名は任意に指定可能。
db.cache や root.ca などがよく使われる。
その時は実際のファイル名を合わせるのをお忘れなく。

○動作

ルートヒントファイルの内容がヒントデータとしてメモリの特別な領域に格納される。
ヒントデータは他のキャッシュデータとは異なりTTLがゼロになっても破棄されない。
ルートヒントファイル内のTTL 3600000は全く意味がない。

ネームサーバはヒントデータを使って、
ルートネームサーバに最新のルートネームサーバ名のリストを問い合わせる。
返されたリストをキャッシュに格納する。
キャッシュに格納されているルートネームサーバ名のリストのTTLがゼロになると、
再度ヒントデータを使ってルートネームサーバ名を問い合わせる。

つまり、ルートヒントファイルを使ったからといって、
ルートサーバへの問い合わせが省略されるわけではない。

ルートネームサーバが変更になりました