Cisco ISCW DSL の制限





DSL では、距離と速度に制限がある。
次のような要因によって影響を受ける。

・信号の減衰
送信の過程で信号は失われていくため、加入者と電話局との距離に反比例して
通信速度が低下する。

・ブリッジタップ
ブリッジタップとは、ケーブル端が終端されていない追加の電話線。
終端されていないタップは、ノイズや反射を発生するおそれがあり、
通信速度を低下させる可能性がある。

・ローディングコイル
電話サービス (POTS) の音声品質を向上させるために使用される手段。
コンディショニングループとも呼ばれる。
ローディングコイルは低周波数帯域通過フィルタとなり
DSL 周波数を切断するため、DSL 通信の障害となる。

・ワイヤゲージ
ワイヤゲージとは、使用されるワイヤの太さのこと。
ワイヤが太いほど高速に対応できる。

・インピーダンスの不一致
インピーダンスの不一致はエコーを発生させ、ノイズとなる。
ワイヤゲージ、ワイヤ結合、腐食によってインピーダンスの不一致が発生する。

・クロストーク
クロストークは、電気エネルギーによって、同じバンドル内の 2 本の
ワイヤ間に生じる干渉のこと。

・AM ラジオによる干渉
AM ラジオの周波数が DSL 信号に干渉して、通信速度を低下させる可能性がある。