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Ciscoルータ・スイッチでHSRPを利用して冗長化を実現する方法は次の通り。
ルータ#1
interface FastEthernet0/0
ip address 1.1.1.1 255.255.255.0
ip broadcast-address 1.1.1.255
standby 45 ip 1.1.1.3
standby 45 priority 150
standby 45 preempt
ルータ#2
interface FastEthernet0/0
ip address 1.1.1.2 255.255.255.0
ip broadcast-address 1.1.1.255
standby 45 ip 1.1.1.3
standby 45 priority 100
standby 45 preempt
この設定で、ルータ#1とルータ#2でHSRPが組まれる。
バーチャルのIPアドレス「1.1.1.3」への通信はルータ#1が処理する。
ルータ#1が障害で通信ができなくなった場合、
バーチャルのIPアドレス「1.1.1.3」への通信はルータ#2が処理するようになる。
ちなみに、スタンバイルータ側の障害ではHSRPは全く影響を受けない。
スタンバイルータがstandbyグループへの復帰する際も影響を受けない。
HSRPがちゃんと組めているかどうかを簡単に確認したい場合は次のコマンド
# show standby brief P indicates configured to preempt. | Interface Grp Prio P State Active Standby Virtual IP Fa0/0 45 150 P Active local 1.1.1.2 1.1.1.3
これは、アクティブルータでのコマンドの実行結果だが意味は次の通り
Interface(HSRPを設定したインターフェース) FastEthernet0/0 Grp(グループ番号) 45 Prio(プライオリティ) 150 State(状態) Active(アクティブルータ) Standby(スタンバイルータ) 1.1.1.2 Virtual IP(バーチャルIPアドレス) 1.1.1.3
HSRPの詳細についてはこちら
HSRPの状態推移についてはこちら