Cisco ルータ・スイッチでコンフィグをリストアする方法は次の通りです。
Cisco ルータ・スイッチでコンフィグのバックアップを取得する
Ciscoルータ・スイッチの設定を初期化
コンフィグは事前にバックアップしたものを使用します。
キレイに設定を戻したいので、設定を初期化してからリストアします。
作業環境としては、作業 PC とスイッチ・ルータをコンソール接続します。
まずは、コンフィグのバックアップファイルの
version から end までをコピーします。
>en
#conf t
(config)# 先ほどのコピーを貼り付ける
ほとんどがこれで OK ですが、
設定の中にはバックアップそのままでは、
入らないものがあります。
エラーではじかれるものがあります。
設定を貼り付けている際のコンソール画面をしっかり見ておきましょう。
よくはじかれるのがスピードとデュプレックスの設定です。
100/full に固定していたりする場合は、
コンフィグに記載されている順番をチェックしておいてください。
以下の順番ではエラーになります。
duplex full
speed 100
正しくは、こちらの順番。
speed 100
duplex full
あらかじめ流し込むコンフィグを修正しておくと良いでしょう。
また、シリアルコンソールは読み込み速度が遅いので、
作業 PC 側の送信遅延を設定した方が良いです。
流し込みが早すぎると文字の入り繰りが発生したりして
ルータ・スイッチが入力されたコマンドを
正しく認識できずにコンフィグが正しく入らないことがあります。
TeraTerm で送信遅延を設定する方法は以下の通り。
[設定]→[シリアルポート]
[送信遅延] の [ミリ秒/字] あるいは [ミリ秒/行] に
任意に遅延秒数を入力する。
最後に、
設定をリストアした時に忘れがちなのが、
インターフェースの no shutdown 。
特に interface Vlan1 が忘れがちですので注意。